関節機能再建学講座

運動器について

骨、筋肉、関節、神経などからなる運動器は、私達が日常生活動作(ADL)を行う上で重要な組織・器官です。たとえば、関節は、骨と骨とのつなぎ目で、そこで動かすことができます。動く範囲は関節ごとに違いますが、運動は滑らかで、痛みもありません。関節のうち、体重を支える股関節・膝関節・足関節などは荷重関節と呼ばれます。普段は、関節の存在を意識せずに自由に歩くことができます。この有り難さは、具合が悪くなると、よくわかります。
運動器の病気は、ADLを制限するだけでなく、生活の質(QOL)の低下の原因にもなります。高齢者の場合、要介護や寝たきりの原因になり、生命予後にも関係することが知られています。
私達の研究室では、運動器の病気の予防、診断、治療における様々な課題を明確にし、これらを克服するため、医学と工学が連携して独創的、革新的な技術を産み出し、実用化をすることで健康寿命を延伸することを目指しています。

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