当院にて運動器の病気でご加療中の方へ

 

 世界に類を見ない超高齢社会を迎えた我が国では、健康寿命と平均寿命のギャップが問題となっています。国民生活基礎調査によると、運動器(筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板など)の病気は要介護や寝たきりの原因の22%を占め、脳血管障害、認知症と並んで三大原因の一つとなっています。こうした社会情勢を背景に、2007年ロコモティブシンドローム(運動器症候群)という新しい概念が提唱されました。これは運動器の病気によって、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態を示す新しい概念です。運動器の病気はそれ自身が要介護の原因となるだけでなく、認知症や内臓疾患など他の要介護原因にも関係しています。したがって、運動器の病気・機能障害の予防・治療は重要な課題です。

 

【研究課題】

医療ビッグデータの解析による運動器疾患の新規診断方法の開発

(審査番号 11953

 

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】

この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。

研究機関  東京大学大学院医学系研究科 整形外科・脊椎外科

研究責任者 田中栄(整形外科・教授) (データ解析を担当)

 

【研究期間】

 承認後〜20231231日まで

 

【対象となる方】

 当院を、運動器の病気の治療のために受診した患者さんが対象になります。

 

【研究の目的】

 運動器の病気を早期に発見するシステム、病気の進行を予測して治療に役立てるシステムを開発します。

 

【研究の意義】

 このシステムができると、運動器の病気の治療の成績が、格段に向上することが期待できます。

 

【研究の方法】

 あなたが当院を受診し、病気の診断や治療のために行われた検査の結果を活用します。この情報・データを東京大学大学院医学系研究科整形外科・脊椎外科および関節機能再建学講座で解析して、運動器の病気の診断や進行の予測をするシステムを開発します。

 

【個人情報の保護】

 この研究に関わって収集される試料や情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。

 あなたの情報・データは、分析する前に氏名・住所・生年月日などの個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、パスワードロックをかけた電子ファイルにて保存します。これらの電子ファイルは、パスワードロックをかけた外部ストレージに入れ、東京大学医学部附属病院関節機能再建学講座において厳重に保管します。

  この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は、2019年12月31日までに主治医にお伝えいただくか、下記の研究事務局までご連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。

 

 研究結果は、個人が特定出来ない形式で、学会等で発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。

  ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

 

 この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受けて実施するものです。この研究は、東京大学大学院医学系研究科整形外科・脊椎外科および関節機能再建学講座運営費からの費用に加え、京セラ株式会社より研究資金、機器等の提供を受けて実施いたします。関節機能再建学講座は京セラ株式会社の寄付講座であり、茂呂徹は同講座に所属しています。以上の内容について、東京大学医学部利益相反アドバイザリー機関に報告し、利益相反マネジメントを適正に行っています。

 

 尚、あなたへの謝金はございません。

20197

 

【問い合わせ先】

東京大学大学院医学系研究科関節機能再建学講座 特任准教授 茂呂徹

住所:東京都文京区本郷7-3-1

電話:03-3815-5411  FAX03-3818-4082

Eメールでのお問い合わせ:tkyort-tantou@umin.ac.jp